足関節捻挫
2022年03月9日
こんにちは!
i-care鍼灸整骨院 行徳駅前院の海老原です!
3月に入り、気温が上がり過ごしやすくなってきましたね!
ただまだ朝晩と日中の気温差が激しくなっておりますので、体調の変化にお気をつけください。
さて、今日は足首の捻挫に関してのお話です。
ほとんどの方が経験があるのではないかと思います。
ただの捻挫と思いがちですが、捻挫だけでない事も多々ありますので注意が必要となります。
足関節捻挫の種類
捻挫は損傷の仕方、損傷度合いで種類があります。
損傷の仕方は2種類
・内反捻挫
最も多い捻挫で、足首を内側に捻ってしまい外側の靭帯(前距腓靭帯)を
損傷することが多くなります。
・外反捻挫
足を外側に捻ってしまい、内側の靭帯(三角靭帯)を損傷します。
損傷の度合いは3種類
Ⅰ度…靭帯が伸ばされてしまった状態
靭帯の部分損傷で痛みや腫れが少なく、荷重をかけたり、歩く事は可能です。
Ⅱ度…靭帯の部分断裂
内反捻挫の場合だと、前距腓靭帯の完全断裂の事を指し、他の靭帯は部分損傷の
事を指します。
痛みと腫れが見られ、歩行はできるが痛みにより引きずる様に歩く(跛行)が
見られます。
また数日後に内出血が見られることがあります。
Ⅲ度…靭帯の完全断裂
痛みや腫れが強く見られ、歩行は困難となり、足関節の安定性がなくなります。
酷い場合だと手術する事もあります。
注意しなくてはいけない事
捻挫に関しましては、正しく損傷度合いを判断して、正しく治療をすれば予後が良い物になります!
ただ固定が不十分だったり、リハビリをしっかり行わないと運動時などに再発のリスクが上がり、同じ場所の捻挫を繰り返したり、慢性的に痛みや違和感が残ったり、変形性関節症になるなど甘くみてはいけないものでもあります。
また捻挫により骨折を合併する事があります。
第5中足骨基部裂離骨折、俗に下駄骨折ともいいます。
捻挫をした時に、腓骨筋が小指の骨を引っ張り剥がしてしまい、骨折を起こす事があります。
捻挫と診断させてなかなか治らずに放置して、レントゲンを撮って骨折していたと後々になってわかる事が多くあります。
また捻挫の合併症として足根洞症候群を発症する方がいらっしゃいます。
足根洞症候群とは、外くるぶしの踵の骨と距骨の間の溝に足根洞と呼ばれる場所があり、
その場所に捻挫により出た出血が足根洞に入り込んでしまい、発症してしまいます。
症状として、足関節の不安定感や痛み、違和感、歩行時痛などが見られます。
こちらもしっかりと運動療法を加えたリハビリにより症状が軽減すると言われています!
捻挫をした時の対処
まず捻挫をした際に痛みの出ている所を確認します。
確認した上でその場所を氷でアイシングを行い、安静にします。
10分〜15分ほどアイシングして、テーピングか包帯にて固定を行なってください。
その後、お近くの整形外科や整骨院を受診して詳しく損傷具合の確認をしてもう必要があります!
また当院では、損傷度合いを確認した上で包帯やテーピング、損傷が重傷の場合は固定具を使い固定させていただき、経過を確認させていただきます
施術に関しましては、固定中は患部には触れずに脛や足底の筋肉を緩めたりしていき、負担を減らしていきます!
歩行時の痛みが軽減してきたタイミングで関節のズレを確認していき、ズレを整えて関節の緩みを取っていきます!
痛みが落ち着いたら、今度は再発防止のためにトレーニングをさせていただき、サポートさせていただきます!
捻挫をしてしまったがどうして良いかわからない方、捻挫をしてからなかなか痛みが軽減しなくてお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽に当院にご相談ください!
皆様のご来院を心よりお待ちしております!