五十肩(肩関節周囲炎)
- 肩が90度以上、上げる事ができない
- お風呂で髪を洗うのが辛い
- 洋服の着るのが痛くてできない
- 夜間時に鈍痛が強く感じてくる
- 肩が痛くて、スポーツが楽しくできない
五十肩のとは何?
五十肩とはどんな痛みのことでしょうか?
答えは簡単です。
五十肩=肩関節周囲炎といいます。50歳前後になる方が多いため、そういった名前で呼ばれているのではないでしょうか。
正式には肩関節周囲炎といいます。
では肩関節周囲炎とは何ですか?
こちらも名前の通り、肩関節周囲に炎症が起こります。様々な原因で起こることがあります。
イメージとしては、肩に負担をかけてしまい、小さな傷ができてしまった。
それが繰り返しのストレスを繰り返して、だんだん大きくなってしまう。そういった経緯をたどる方が多いです。
実際に炎症が起こる場所は様々ですが、肩関節周辺組織(筋肉・靭帯・滑液包・関節包)などに炎症が起こります。
初めは弱い痛みが、だんだんと炎症が強くなり、痛みが強くなってしまう。
そういったことが多い症状であります。症状は大きく分けて、肩関節周囲の疼痛と運動制限です。
特徴的な症状
- 髪を結ぶ動作ができない(結髪動作)
- 帯やエプロンなど後ろで結べない(結帯動作)
- 安静時でも肩がズキズキ痛む
- 肩の痛みが強く寝ることができない(夜間痛)
- 肩から腕周囲にかけて、痛みが強い
このような症状がみられる方は、五十肩の可能性があります。そして、悪い状態なので早めに専門家への受診してください。
五十肩の原因は?
肩関節周囲炎の原因ははっきりと解明がされていません。なので必ずなるとか、そういうことは実際にはわかりません。
ただ、なりやすい人の傾向というのはあります。どんなことが原因でしょうか?
【猫背が強い人】
姿勢が悪い方は肩関節が内側にまきこんでいます。これを『巻き方』といいます。
大胸筋や広背筋が強く過緊張をすることにより、腕の骨を内側にと引っ張る働きがあります。
筋肉と同時に関節包(関節を包み込む袋)が癒着して、硬くなります。
【運動不足な人】
運動やストレッチなどをしない方はなりやすいです。日常生活では身体のすべての関節の動きを使いません。なので鉄などで言うと錆びつくといいます。
身体の関節の動きも一緒で使わなければ、錆(硬さ)がうまれてきます。
そして、運動不足だと筋力低下を起こします。関節は固まり、筋肉や靭帯も癒着します。
癒着とは・・・炎症により、組織がくっついてしまうこと。
【肩の筋肉をよく使う人】
五十肩の症状には関与する筋肉が多くあります。重い荷物を持ったり、肩を使ったスポーツなどをする方は何もしない人よりは発症するリスクは高まります。
しかし、肩を使っても筋肉のケアや弱いところを補うトレーニングをしている方はなりづらいです。
症状の分類
肩関節の症状には3つの分類があります。皆さん、ご存じですか?
炎症期
肩関節の組織に傷ができてしまって、炎症をおこしはじめたときになります。
この時期には痛みが出始めて、少し痛いもしく痛みが強く、肩を動かすのも痛く、無理できない状態です。
何をしなくてもズキズキとした痛み(自発痛)は日常へも負担を生じます。夜間でも寝れない痛み(夜間痛)もこの時期に起こります。無理すると悪化する時期になります。
拘縮期
炎症期が落ち着き、痛みがすくなくなります。炎症期では自分で肩を動かすと痛みが強かったのですが、この時期は肩周囲が固まった(拘縮期)と言います。
この時期は可動域制限が起こっています。固まってしまい、動かすのが辛いです。
個人差はありますが、数か月から半年前後はこの状態が続くことがあります。
肩関節周囲炎の平均通院期間は8か月と言われています。その中でこの時期が圧倒的に長く、いかにしてここを早く良くなるかで通院期間が短くなってきます。
回復期
拘縮期が改善してきて、肩関節の動きが広がってきています。日常生活でも支障は減ってきて、結帯動作は少し動かしづらい。肩を大きく動かすと上げずらい。
そういった時期になります。どんどん刺激量を増やしていき、可動域を戻していっていい時期になります。
五十肩の施術法
当整骨院ではまずは、カウンセリングにてお話をしっかりと聞かせていただきます。五十肩でも症状やレベルは千差万別。皆さん違います。
しっかりとお話を聞かせていただき、今のお身体の状態やゴール設定に向けての道筋。施術の内容などをご説明していきます。
痛みの時期、炎症期、拘縮期、回復期の見極めは重要です。その状態をしっかりと把握した上で、行う施術方法が変わってきます。
お身体をみて、しっかりとした検査と評価をしてきます。そこが見極められることにより、早期回復も可能なことがあります。
五十肩は早期発見。早期評価。早期施術をすることにより、リハビリ期間が大幅に変わります。
先ほども少し書きましたが、平均のリハビリ期間、通院期間は8か月ということが統計でとられています。
少しでも早く良くするためには早め、早めの対策が必要となります。
- 肩が痛く、野球でボールを投げれない
- 1年以上通院しても肩が上がらない
- 夜間痛がずっと続いている
- 五十肩になってから、肩こりが強くなってしまった
こんな症状があり、お悩みの方はi-care整骨院南行徳院・行徳駅前院へご相談ください。皆さんの悩みを解決できるようにお身体をみさせていただきます。