骨盤の歪み

骨盤は身体の土台で背骨は柱

骨盤と背骨は建物に例えると、

【骨盤＝土台】

【背骨＝柱】

このようになります。

その為、土台である骨盤が歪むと、柱である背骨のバランスが崩れないように周りに付いている「筋肉」や「靭帯」が緊張し、ストレスがかかり続けます。

そうなると、姿勢を維持しようと骨盤の歪みの他にも身体は別の歪みを作り出してしまい、「猫背」・「О脚」等の状態が現れてきてしまいます。

 

骨盤や背骨の歪みが出てくると周りの筋肉や靭帯の緊張が強くなる為、首・肩・腰・膝等に対して痛みや不調を起こすようになってきます。

骨盤や背骨の歪みは「交通事故」や「スポーツ等による転倒」等による一度の強い衝撃によって起こる場合もありますが、ほとんどの方の原因は日常や仕事での【不良姿勢】によってバランスが崩れて生じます。

ここで言う、不良姿勢とは猫背姿勢・足を組む・横座り・あぐら・肘枕・片側重心での作業・身体を捻った状態での作業等でこれらを長時間において日々続けていると筋肉や靭帯が過緊張を起こし、骨盤や背骨を引っ張ってしまいます。

これにより、背骨の湾曲が崩れて猫背になったり、骨盤の高さや捻じれにより下肢長差が生じたり、その歪みを補正しようと片側の首や肩等の筋肉が頚椎や肩甲骨を引っ張り、肩や首の傾きを生じさせたりします。

その他には足首の捻挫や膝の外傷等でかばった歩き方をしていたり、出産や腰椎ヘルニアや腰痛による疼痛緩和肢位を続ける事で背骨や骨盤に歪みが生じます。

骨盤に歪みが生じると？

骨盤は身体の土台になる場所であり、歪む事で様々な症状が現れてきます。

慢性的な腰痛を始め、「椎間板ヘルニア」や「ぎっくり腰」、「肩こり」といったものが代表的なものになります。

また骨盤が歪んでいる状態で日常生活動作や仕事での作業を取り組む事で股関節や膝関節、足関節へと負担がかかっていき、「О脚等の変形性膝関節症」や「坐骨神経痛」等を引き起こす場合があります。

カウンセリングで歪みのチェックを行い、施術方針の説明

骨盤の歪みは生活習慣（仕事、家事、育児、スポーツ、趣味、就寝時等）・出産・不良姿勢・ケガ・交通事故等の様々な要因によって起こります。

まずは「原因」が何なのかをカウンセリングでお聴きし、実際の状況を確認してから現状の状態をご説明させていただき、どのような施術をした方がいいのかをご提案していきます。

 

お身体に合わせた骨盤矯正

まずは骨盤を矯正する前に周りの筋肉をほぐす事からスタートします。

当整骨院の「経絡マッサージ」でツボや筋硬結をほぐしていき、骨盤を動かしやすい状態にしていきます。

 

 

 

 

その後、骨盤を矯正していく際に当整骨院では「ダイナミックな矯正」と「ソフトな矯正」の2パターンがあります。

◆ダイナミックな矯正◆

こちらは「ランバーロール」と言う、カイロプラクティックの技法になります。

身体を捻り、歪んでいる骨盤を瞬時に動かして整えていく方法になります。

ボキボキと鳴る事でスッキリと骨盤が軽くなります。

ダイナミックな方法の為、お身体の状態によっては「ソフトな矯正」の方が望ましい場合もあります。

◆ソフトな矯正◆

こちらは「腸骨矯正」とも言い、骨盤の一つである腸骨とそこに付いている腸骨筋を押さえながらゆっくりと時間を使っていく方法になります。

ダイナミックな矯正の方が瞬間的に骨盤の関節を動かして歪みを戻す事ができますがボキボキ鳴るのに抵抗を感じるケースがあります。

 

歪みの再発予防の為のセルケア・トレーニング指導

歪みの原因は生活習慣によるものが大半です。

そこで日々自宅等で取り組める簡単なセルフケア・トレーニング方法をお伝えしていきます。

毎日数分でも取り組む事で歪みの予防ができ、安定した生活を過ごす事が可能になってきます。

緊張感の強い方はセルフケアを、筋力が足らない方はトレーニングをしていく必要があります。

 

トレーニングに関して自分で取り組むのに自信がない方には【EMS体幹トレーニング】をお薦めしています。

これは寝ているだけで腹部の奥にある「インナーマッスル」をトレーニングする事ができる機械で腹筋運動約9000回分の刺激がたった30分で得る事ができるものになります。

腰痛予防や膝痛予防にも使用でき、幅広い年齢層の方に利用していただいています。