こんな怪我知っていますか?あまり知られていない膝の怪我!
2023年05月10日
皆さんこんにちは!
i-care鍼灸整骨院 行徳駅前院です🏐
サッカーのW杯や野球のWBC、これから始まるラグビーのW杯など、日本中がスポーツの熱狂の渦に巻き込まれている中、スポーツを始めたお子さまも多いと思います。
今回はスポーツをやっていて気を付けてほしい膝の怪我”タナ障害”についてお話していきます!
タナ障害とは?
まず初めに、膝の怪我と聞いてどんな怪我を思い浮かべますか?
・前十字靭帯の損傷
・側副靭帯の損傷
・膝蓋骨(膝のお皿)の脱臼
・半月板の損傷
・オスグットシュラッター病
・腸脛靭帯炎
・変形性膝関節症
など様々な怪我が挙げられます。
しかし、聞く機会が少ないですが多い怪我として、タナ障害と言われる膝の怪我があります。
タナ障害とは別名『膝滑膜ひだ障害』と言われており、滑膜ひだという膝の内側にある”ひだ”に炎症が起きてしまい、痛みや動かしにくさが出る病気です。
滑膜とは、膝の動きを滑らかにする役割の滑液と言われる液体を作っている薄い膜状のものです。
その滑膜に炎症が起きてしまうと、膝を滑らかに動かすことができなくなり、膝を動かすと引っ掛かり感や痛みを感じたりしてしまいます。
タナ障害は処置が手遅れになると重症化してしまい、痛みが強くなり稀に手術が必要な状態になってしまうことがある病気なのです。
タナ障害の原因と症状
タナ障害はバレーボールやバスケットボール、ハンドボールなど膝の曲げ伸ばしを繰り返し行う運動をやっている人によく見られますが、運動習慣のある人は誰しも起こり得る病気です。
一般的な中高生の部活動でのオーバーユース症候群として起こすことが多くみられます。
膝の曲げ伸ばしを繰り返したり、捻ったりの動作を繰り返すと滑膜ひだが狭くなってしまい、炎症を起こしてしまうのが原因で起こり、大きな外傷がなくても、曲げ伸ばしや捻る動作を繰り返すと徐々に痛みが増えてくることがあります。
最初の症状は、膝蓋骨(膝のお皿)の内側や下側に痛みを感じたり、膝がグラグラするといった動かしにくさが出てきたりします。
その後、痛みが強くなり動ける範囲が制限され数分歩くだけで痛みが出現するようになってしまいます。
さらに悪化すると、歩行中や運動中に膝崩れを起こすこともあります。
膝に痛みや違和感が出てきたら運動を中止し、ストレッチやアイシングをするのがベストですが、多少の動かしにくさや痛みがありながらも、運動を継続できてしまう為「大丈夫だろう」と思いそのまま継続してしまい、悪化してしまうケースも少なくないです。
悪化してしまうと治るまでさらに時間がかかってしまうので、なるべく早めに運動を中止して休むことが大切です。
当院での対応
当院では膝の怪我の判別をするために最初に検査を行い、どの疾患なのかを鑑別して関係する筋肉を緩めたり、トレーニングを行ったりしてます。
タナ障害の場合は太もものストレッチやマッサージ、鍼灸施術を用いて施術を行います。
自宅でやれることは運動量を抑えたり、運動後は患部を十分に冷やしたりと炎症を抑えるためにアイシングをしてほしいです!
また、自宅でできる簡単なセルフケアもお伝えしますのでお風呂上りなどに是非やってください!
もし身の周りのお子さんで膝を曲げ伸ばしすると痛いと訴えている子や音がする子、膝以外で痛みがある方がいらっしゃいましたらまずはご相談ください🐎
i-care鍼灸整骨院 行徳駅前院🍓
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