この症状熱疲労かも?

2025年06月20日

整骨院での説明にも使えるように、医療的な観点+患者さんにもわかりやすい言葉で「熱疲労」について詳しくご説明します。

🔍 熱疲労とは?

「熱中症」の一種で、体内の水分や塩分が不足することによって、体温調節がうまくいかなくなってしまう状態です。

正式には「熱疲労(heat exhaustion)」と呼ばれ、熱中症の初期段階~中等度にあたります。

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🔥 原因

主に以下のような要因が重なると起こりやすくなります:
•暑い環境での長時間の活動
•大量の汗をかいたのに、水分・塩分の補給が不十分
•暑さにまだ体が慣れていない(6〜7月に多い)
•睡眠不足やストレスなどで自律神経が乱れている

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😵 主な症状

初期の症状を見逃さないことが大切です。

軽度(要注意) 中等度(危険)
✅ だるさ・疲れやすさ 
✅ めまい・立ちくらみ
✅ 頭痛・吐き気
✅ 発汗が止まらない
  逆に汗が出ない
✅ 筋肉のけいれん
✅ 脈が速くなる・呼吸が浅くなる
✅ 食欲不振・眠れない 
✅ 意識がぼんやりする/反応が鈍い

特に「だるいだけだから…」「寝たら治るだろう」と軽く見て放置すると、重度の熱中症や体調不良に進行することがあります。

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💡 整骨院でできるサポート

熱疲労の背景には「自律神経の乱れ」「筋肉のこりによる熱のこもり」「血流不足」などが関係しています。

整骨院では、次のような施術で早期回復をサポートできます:

✅ 自律神経調整

鍼灸・整体で交感神経と副交感神経のバランスを整え、体温調節機能を助けます。

✅ 頚部や肩まわりの血流改善

首・肩がこっていると熱が逃げにくくなり、頭痛や眠気の原因にも。手技療法やストレッチで熱がこもらない身体にします。

✅ だるさ・疲労のケア

体力低下による回復遅れを防ぐため、全身のバランスを調整し、回復力を高めます。

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🚨 こんな方は特に注意!
•外で働くことが多い(建築・農業・運送など)
•室内でも冷房が苦手・つけない習慣がある
•持病(高血圧・糖尿病・心疾患など)がある
•高齢者・更年期・睡眠不足の方
•日中に軽い頭痛や疲れを感じている方

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📌 まとめ

「ただの疲れ」では済まされないのが熱疲労です。
早めの対策と、体調の“ゆるい不調”を見逃さないことが大切です。