【四十肩・五十肩とは・・・】
2021年07月2日
こんにちは☀️
i-care整骨院の関口です!
本日は、当整骨院でもご利用者様で多くの方が悩まされている『四十肩・五十肩』についてまとめましたのでご興味がありましたらご覧ください!
概要
肩関節は体の中で可動性が広いという特徴があり、骨と関節以外に筋肉や腱、靭帯、関節の動きをよくする袋(滑液包)や関節を包み込む袋(関節包)などの軟部組織から構成されています。
この軟部組織の徐々に進む炎症と運動制限を特徴とした疾患を肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)と言い40代〜50代に好発します。自然治癒もしますが、実際には痛みや拘縮窓の状態が残ることが多い為、早期の施術が必要となります。
原因
実は、肩関節周囲炎のはっきりとした原因は解明されていません!
今の時点で解明されている最も有力な情報は、加齢によって肩関節を作っている骨、軟骨、靭帯、腱などが硬くなり、組織が炎症を起こして発症することが多いと言われています。
発症する肩は利き腕とは関係がなく、左右どちらかの肩に起こり両方の肩が同時に発症することはほとんどないが、片方の肩が発症した後にもう片方の肩が痛くなることはよくあります。
炎症を起こした肩関節の中で組織が癒着してしまうとさらに動かしづらくなり、痛みのため肩が動かせず肩周りの筋肉や靭帯の血行が悪くなり、肩関節が硬くなり可動性が顕著に悪くなります。
状態
肩関節周囲炎では特徴的な痛みや制限があります。
- 髪の毛が結べない(結髪動作)
- エプロンなど後ろで紐を結べない(結帯動作)
- 夜の痛みが強い(夜間痛)
- 肩を動かせない(可動域制限)
- 何をしてても痛い(安静時痛)
⚠️このような状態があったら肩関節周囲炎の可能性が高いです⚠️
肩関節周囲炎は以下のように状態によって3つの段階に分かれています⬇️⬇️⬇️
【炎症期】
安静時痛、夜間痛、動作時痛、関節可動域制限があります。
この時期は特に痛みが強い為、日常生活や仕事中など何をしててもズキズキと痛むのが特徴的です。
また、痛みでなかなか寝付けなかったり、寝返りをした時に痛みで起きてしまい寝不足になることも多々あります。
【拘縮期】
安静時痛や夜間痛が徐々に落ち着いてきますが、肩関節の可動域制限が残ります。
炎症期で痛みが強く動かせない時期が長い間続いてしまい、その結果、肩周囲の組織が固まってしまうことによって拘縮が起こります。
この時期が一番長く続くのが特徴的で個人差はありますが、一般的に数ヶ月〜半年ほどかかってしまいます。
【解凍期】
可動域制限も徐々に取れてきて日常生活に支障がなくなってくる時期です。
この時期では、硬さが残ってしまっている筋肉に対してストレッチや筋膜リリースをすることによって徐々に可動域を良くしていきます!
施術
では、最後に当整骨院での肩関節周囲炎に対する施術内容について簡単にご説明します!
肩関節周囲炎は一般的に週2,3回の施術をして炎症期〜解凍期までを合わせて8ヶ月前後かかると言われています。 長い方では1年半かかったという方も、、、
先ほども述べたように、拘縮期が一番長いです。
拘縮期を短くする為には炎症期をいかに早く終わらせられるかが鍵となってきます!
炎症期に「放っておけば治るだろう」と、考えて何もしないでいると治るのに時間がかかってしまい拘縮期を長くしてしまいます。
なので炎症期での施術が最も重要になってきます!
炎症期は何をしても痛みが強く炎症反応が強いので熱感がある場合は、初めにアイシングをしながら電気治療を行います。
その後、肩を直接動かしたりは痛みによってできないので、筋膜のつながりを利用して肩関節に負担をかけてしまう筋肉にアプローチして筋膜リリースなどを徒手的にやっていきます!
拘縮期・解凍期では、肩関節を痛みなく動かせる範囲で少しずつ動かしていきます。
同時に肩甲骨や首周りの筋肉にもアプローチしていきます!
この時期になると痛みが引いてくるので、日常生活などでふとした時に肩を大きく動かしてしまい痛みが再発してしまうなどのケースもよくあります。
ですので最後までしっかり気を抜かず施術していきましょう❗️
ここまで「肩関節周囲炎」についてご説明してきましたがご理解いただけましたでしょうか??
治るのに時間もかかるし、痛みも強いし、日常生活に支障をきたすのでできるだけ肩関節周囲炎になりたくないですよね、、、
もしこの記事を読んでいてちょうど今肩が痛い、ならないために予防しておきたい、お身体について悩んでいるなどいらっしゃいましたらいつでもお気軽にご連絡ください!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました❗️